箱根の名湯・松坂屋本店は江戸時代の寛文2年(西暦1662年)に創業された温泉宿です。
西郷隆盛と木戸孝允(桂小五郎)が会見した老舗旅館であり、皇室の方々の逗留地として知られています。
ここでは、箱根の名湯・松坂屋本店の魅力について紹介していきましょう。
松坂屋本店のロケーション
箱根の名湯・松坂屋本店は、富士山を臨む芦ノ湖より、車で8分ほどの位置にあります。
まるで古(いにしえ)の頃よりタイムスリップしたかのような佇まいは、非日常感にあふれ、ハレの日を見事に演出してくれることでしょう。
松坂屋本店は、箱根登山鉄道の箱根湯本駅を下車。
東京からは小田急ロマンスカーが便利です。
箱根湯本駅から、箱根登山バス(「箱根町港行き」もしくは「元箱根港行き」)に乗り、およそ25分ほどバスに揺られ、「東芦之湯」バス停で下りて徒歩3分ほどで到着します。
松坂屋本店の魅力
箱根の名湯・松坂屋本店の魅力といえば、やはり芦之湯温泉の源泉掛け流し湯でしょう。
国民保養温泉地として名高い芦之湯温泉の源泉には、次の3つの種類の泉質が含まれています。
炭酸水素塩泉
炭酸水素塩泉は、まるでシルクを思わせるような、つるりと軽やかに滑るほどのお肌のなめらかさが期待できるのが特徴です。
硫酸塩泉

カルシウムやマグネシウム、そしてナトリウムのミネラル成分を含む硫酸塩泉は、お肌の潤いやハリにつながる可能性があると言われています。
硫黄泉
硫黄泉は、お肌の表面に付着した汚れや、溜まった皮脂を取り除く作用が期待される泉質です。
松坂屋本店の源泉かけ流し風呂
松坂屋本店の源泉かけ流し風呂には、万右衛門の湯と権現の湯が用意されています。
万右衛門の湯
2019年4月に開設された「万右衛門の湯」は、無料の貸切風呂です。
万右衛門の湯の利用は、チェックインの後にフロントにて予約をするだけ。
45分間、ご夫婦や恋人同士、または家族でのクローズドな空間を楽しむことができます。
権現の湯
権現の湯は、一切の加水や加温および循環を施すことのない、源泉のかけ流しが魅力の大浴場です。
広いお風呂で手足を存分に伸ばしてリラックスしてください。
松坂屋本店の部屋

箱根の名湯・松坂屋本店の部屋は”4つの館”に分かれています。
芦刈荘
1962年に建てられた芦刈荘(あしかりそう)は、温泉「芦刈の湯」から一番近くにある部屋です。
山法師と姫沙羅、芦笛と松風の客室より選ぶことができるようになっています。
離れ
「離れ」に分類される1887年に建設された「洗心亭」と、1923年建築の「仰光荘」は、いずれも、皇室の別荘として使われたお部屋です。
足湯が設けられているのが特色であり、家族や団体向けの客室と言えるでしょう。
春風荘
春風荘(しゅんぷうそう)は、明治時代に山岡鉄舟が宿泊したことが、”春風”の名称の由来となっています。旧岩崎家(三菱財閥)の別邸として1925年に建てられました。
梢と雲居、若松と常磐、千種と曙の6つの部屋より選択可能です。
芝蘭荘
1936年に建設された芝蘭荘(しらんそう)は、江戸時代に宿泊した本居宣長の紫蘭から名付けられた客室です。
1階の藤壺と明石と若紫には露天風呂が設置されており、客室専用のため、時間に関係なくゆったりと湯治することができます。
鶴鳴館
鶴鳴館(かくめいかん)は、明治の時期に建てられた風情のあるお部屋です。
豆桜と箱根薔薇、山百合と米躑躅(こめつつじ)の4部屋の和室。
1階のフロントより上がった2階に位置しています。
松坂屋本店の料理

箱根の名湯・松坂屋本店の料理は、夕食に「宿場会席」、朝食として「旅人朝食」が提供されます。
宿場会席は、名前からイメージできる通り、江戸時代の宿場にて出された料理と、明治時代の文明開化を思わせる、ノスタルジックな雰囲気を醸し出す料理にて構成されているのが特徴です。
旅人朝食では、これから旅立つ人への滋養強壮を踏まえた「麦とろろ」や、魚の干物などを味わうことができます。
松坂屋本店の情報とまとめ
| 施設名 | 松坂屋本店 |
|---|---|
| 住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町芦之湯57 |
| 電話番号 | 0460-83-6511 受付時間:9時から17時 |
| おおよその予算 | 1人30,000円~ |
| 公式サイト | https://matsuzakaya1662.jp/ |
ここまで、箱根の名湯・松坂屋本店の魅力について紹介してきました。
江戸や明治、大正や昭和初期などの雰囲気に浸りつつ、芦之湯温泉の源泉に身をゆだねることで、知らず識らずのうちに、日頃のストレスが溶けて消えていくことでしょう。
交通のアクセスも良好のため、特に関東エリアにお住まいの方にとって、訪れやすい保養地なのではないかと思われます。
是非、小旅行の選択肢に箱根の名湯・松坂屋本店を加えてみてください。