元禄7年の創業以来300余年、湯治客の往来が絶えない旅館『積善館』

元禄7年の創業以来300余年、湯治客の往来が絶えない旅館「積善館」。

日本最古の湯宿建築と伝えられ、湯治文化が今もなお息づく本館と桃山様式を用いた優れたデザイン・建築方法により、国の登録文化財に指定されている山荘が魅力的な旅館です。

今回はこの、群馬県にある古き良き時代を感じさせてくれる旅館「積善館」の魅力からロケーション、お部屋の特徴、料理まで詳しく紹介します。

積善館のロケーション

出典 : https://www.sekizenkan.co.jp/

積善館が位置するのは、群馬県の四万温泉。

四万温泉は、レトロな雰囲気が魅力の温泉街です。温泉で有名な群馬県の草津温泉は、日本を代表する温泉地として知られていますが、その草津と並んで人気を誇る温泉が、積善館の位置する「四万温泉」です。群馬県の北西部、上信越高原国立公園内の標高700mに位置し、「四万の病に効く名湯」として古くから愛されてきた温泉です。

四万には定番の観光スポットも多くあり、四万川をダムで堰き止めたことによりできた1周約4kmの湖「奥四万湖」、源頼光の家来である碓氷貞光（うすいのさだみつ）が夢で神のお告げを聞き、目覚めると枕元に温泉が湧き出ていたという伝説に由来する「日向見薬師堂」、四万温泉発祥の地とされる日向見薬師堂の隣にある桧造りの温泉場「御夢想（ごむそう）の湯」、幾筋もの白いラインを描きながら岩肌に沿うように流れる美しい名勝「小倉の滝」などがあります。

積善館はこれらの観光スポットをゆっくり見て周れる最高のロケーションに位置する旅館です。

積善館の魅力

出典 : https://www.sekizenkan.co.jp/

積善館は、敷地目の前の赤い橋を渡ると流れてくる特別な時間を満喫することができる旅館。

浅瀬に透ける川底に陽が煌めき、深みは光の屈指で翡翠色に染まる美しき四万川に沿った温泉街に掛かる場所に「積善館」はあります。

積善館の温泉は、四万もの病に効く、効能豊かな温泉。日本三大胃腸病の名湯ともいわれ、かいまま飲むと胃腸が活発に、冷たくして飲むと便秘に効果があるとされています。

また、四万温泉は「草津の仕上げ湯」とも古くからいわれており、強酸性の草津の湯で湯治をした後、保湿・美肌効果のある塩化物・硫酸塩泉の四万温泉に滞在していたことからこのように言われるようになったようです。

国の登録有形文化財に指定されている「元禄の湯」、内風呂･露天風呂の「杜の湯」、無料貸切風呂･家族風呂の「山荘の湯」など5つの温泉を楽しむことができます。

積善館は、温泉だけ愉しみたいという方にも適した宿です。

積善館の部屋

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積善館のお部屋は、日本最古の湯宿建築と伝えられ、湯治文化が今もなお息づく「本館」、桃山様式を用いた優れたデザイン・建築方法により、国の登録文化財に指定されている「山荘」、四万温泉の中で最も高台にあり、老松の静寂に包まれた「佳松亭」、の3つの建物に用意された全26室から選ぶことができます。

温泉旅館ならではの贅と心尽くしの各お部屋は、広々とした落ち着きのある空間で、滞在スタイルに合わせて泊まることができます。

どこからか聞こえてくる川音も積善館ならではの自然の演出。清流のせせらぎを聴きながら、ゆったり流れる時の中で、ここにしかない特別な時間を堪能することができますよ。

積善館の料理

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積善館の料理は、素朴でありながらも滋味豊かな和食を味わうことができます。

素材の持つ美味しさを味わっていただくためにと、旬を大切にした、地元の食材を用いたその時だけの絶品料理。

食前酒からデザートに至るまで、素材のもつ美味しさを大切にした心づくしの料理の数々は、一度食べれば癖になるほどの美味。

朝食は料理長が3時間かけて作った「幻の朝粥」和膳を楽しむことができます。

これだけの贅沢が詰まった歴史ある旅館なら、泊まってみたいと思いませんか？

積善館の基本情報

まとめ

今回は、元禄7年の創業以来300余年、湯治客の往来が絶えない旅館「積善館」の魅力について紹介してきました。

積善館は、レトロな雰囲気が魅力の温泉街に位置する、お部屋から、温泉、食事までの贅を尽くした旅館です。

一度足を踏み入れれば、ここに住んでしまいたくなるような、どこか懐かしさも感じさせてくれる旅館なので、お近くへ訪れる機会があればぜひ泊まってみて下さいね。